株式投資

株取引の利益31億円の脱税で投資家を告発


脱税

 

インターネットの株取引で得た利益を申告せず約2億2千万円を脱税したとして、大阪国税局が所得税法違反罪で、大阪府門真市の投資家、水野新氏(43)を大阪地検に告発したことが24日、わかった。追徴税額は無申告加算税を含め約2億6千万円で、すでに期限後申告書を提出したとみられる。

 

 水野氏は10年以上前からネットの株取引を始め、自宅でパソコンを使って年間約2万回の株売買を行っていた。「株への投資資金を確保したくて、あえて申告しなかった」と話しているという。

 

 関係者によると、水野氏は平成24年から2年間、ネットの株取引で計約31億円の所得を得ていたにもかかわらず、確定申告書を故意に提出せず、約2億2千万円を脱税したとしている。

引用 - 産経 WEST 2015年3月25日

(http://www.sankei.com/west/news/150325/wst1503250013-n1.html)より

 

いや〜2年間で30億円以上も稼いでいる投資家って、本当にいるんですねぇ〜。

 

しかも、この投資家「水野新」という名前をウェブ検索しても、全く引っかかってこない。単純に計算しても、1年間15億円以上荒稼ぎしている無名投資家。全くもって、夢のある話です。

 

決して、脱税の話をしているわけではないですよ。脱税は、ダメです。投資で得た利益については、しっかり確定申告をして、納税しましょう。
いくら何でも、30億円以上も稼いでいる投資家を見逃すほど、国税局は甘くはありません。

 

しかも、本来2億2千万円で済んだ税金が、追徴税額を含めて2億6千万円に膨れ上がってしまいました。
この金額見てると、4千万円の追加くらい大したことないように感じますが、家一軒建つ金額ですからね。金銭感覚が完全に麻痺してしまいます。

 

この投資家、投資歴は10年。この2年間、どのくらいの元金で、どのような投資法で31億円もの金額を稼いだのか、非常に気になるところです。

 

まあ、1年間に2万回の株売買を行っているということなので、デイトレであることは間違いないですね。1年間で株売買できる日数は、240日程度ですから、1日平均、83回の売買を行っていることになります。

 

ということは、1日で売買できる時間は、5時間であることを考えると、1時間に約17回、3分36秒に1回の売買を繰り返しているというわけです。

 

こちらのYahooニュースには、「アベノミクスによる株価上昇の恩恵を受けて多額の売却益があったとみられる。」(http://news.yahoo.co.jp/pickup/6154166)と書かれていますが、とても「上げ」だけで取った利益とは考えにくいです。「上げ」「下げ」取らないと、こんなには稼げないでしょう。つまり、アベノミクスであろうとなかろうと、この投資家は稼ぎ続ける力を持っているということです。
もちろん、アベノミクスで値動きが大きい分、獲得利益が大きいことは言うまでもありません。でも、負ける時も大きいはずなんですよね〜。

 

とりあえず、水野氏には、今後はしっかり納税してもらって、個人投資家のカリスマになってほしいものです。