株式投資

株式用語解説 50音順 【 は行 】 → 【 は 】

株式用語を初心者でも分かるように徹底解説しています。  

 

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パー パーとは、
債券の価格が額面と同じであることをいう。額面金額より低い価格で取引される場合をアンダーパー、額面金額より高い価格で取引される場合オーバーパーという。
ハードランディング ハードランディングとは、
その名の通りハードな(激しい)着陸のことをいう。バブル化した経済が崩壊する時などは、企業や個人に大きなダメージをもたらすため、このような場合をハードランディングという。また、強引なバブル潰しや、経済再生のための痛みを伴う経済政策に使われることもある。
バーチャート バーチャートとは、
欧米で主流となっているチャート。欧米は終値重視で、バーチャートには始値が含まれておらず、日本のローソク足の方が情報量としては優れている。
バイ・アンド・ホールド バイ・アンド・ホールドとは、
株を買い、値上がりするまでじっくり待つ投資法。
ハイイールド債 ハイイールド債とは、
格付け機関によいBB以下に格付けされている債券のこと。格付けがBB以下とはいうことは、信用度が低いということで、「ジャンク・ボンド」と呼ばれることもある。リスクが高い代わりに利回りは高く設定されている。
買収 買収とは、
企業が、別の企業の議決権株式の過半数を買い取ったり、事業部門の資産を買い取ることをいう。
配当 配当とは、
株式を発行した企業が利益を上げたときに行う株主への利益の分配のこと。株主は、利益配当請求権に基づき配当を受け取ることができ、権利確定日における株主のみが受け取ることができる。
配当異動 配当異動とは、
当期の配当金額が、前期の実績配当金額と比較して、変更されることをいう。
配当落ち 配当落ちとは、
配当金を受け取る権利確定が過ぎ、配当金を受け取る権利が消滅することをいう。
配当落調整金 配当落調整金とは、
信用取引で株式を購入すると、配当落ちによる株価下落分の調整で、売り手から買い手に支払われる配当金相当額のことをいう。
配当課税 配当課税とは、
株式の配当金にかかる税金のこと。2004年以降、確定申告不要で、配当控除による還付を受けることができるが、確定申告を行った方が有利な場合は、総合課税制度を利用し、確定申告を行うこともできる。
配当可能利益 配当可能利益 とは、
決算期ごとに企業が配当を行うことのできる限度額のことをいう。商法では、純資産額−(資本の額+資本準備金+利益準備金+その決算期に積み立てる利益準備金)を限度と定めている。
配当金 配当金とは、
利益が上がった場合に、企業が株主に支払う金銭のこと。
配当起算日 配当起算日とは、
配当計算の開始日のことをいう。払込みを伴う新株発行の場合、新株の引受人は払込期日から株主となる。また、株式分割等払込をともなわない新株発行の場合は、その効力発生日から株主としての権利が生じる。
配当控除 配当控除とは、
日本法人の株式の配当所得を総合課税で確定申告した場合、配当所得に一定率を乗じた金額を税額から控除することができる制度のこと。
配当性向 配当性向とは、
当期純利益から配当金として支払われた金額の割合を百分率で表したもの。計算式は以下の通りである。税引前当期純利益がベースになることもある。また、配当支払率とも呼ばれる。配当性向が低いことは、利益処分に余裕があることを示し、内部留保率が高いことを意味する。
配当取り 配当取りとは、
決算期の前に配当金を取るために株を買うことをいう。株式を所有する期間が短くても、株価が落ち分を埋めて値上がりすれば、半年または1年間の配当が手に入るので、期末が近くなると配当取りが盛んになる。
配当利回り 配当利回りとは、
株価に対する年間配当金の割合を示す指標で、一株当たりの年間配当金を、現在の株価で割って求める。配当金は株価上昇の値上がり益よりも確実性が高いため、配当利回りを重視する投資家もいる。
配当割引モデル 配当割引モデルとは、
DDM(Dividend Discount Model)とも呼ばれる投資理論の一つで、普通株式の理論株価は、将来的に予測されるディスカウント済みのキャッシュフローの合計値であるという考え方に基づく。
ハイパーインフレ ハイパーインフレとは、
極めて短期間に物価が数十倍、数百倍になるような激しいインフレのことをいう。
売買委託手数料 売買委託手数料とは、
投資家が、証券会社を通して株式などの売買するときに、証券会社に支払う売買手数料のこと。
売買益 売買益とは、
有価証券などを売買することによって得られる利益のことをいう。
売買回転率 売買回転率とは、
一定期間の売買高を上場株式数で割ることにより算出されるもので、算出式は次の通り。
売買回転率 =一定期間の売買高 ÷ その期間の平均上場株式数* × 100(%)
* 平均上場株式数 = (前期末上場株式数 + 期末上場株式数) / 2
売買回転率は市場や個別銘柄の活況度合いを表し、この数値が高いほど市場全体またはその銘柄が頻繁に売買されていることを意味する。
売買代金 売買代金とは、
売買単価(株価)に、売買高を掛けて算出されたもの。市場全体の売買代金というと、それぞれの個別銘柄で売買代金を算出し、それを合計したものとなる。日々の市場へ流入する資金量をこの数値でつかみ、市場動向を把握する一つの指標となる。
売買代金回転率 売買代金回転率とは、
売買代金を時価総額で割ることにより算出したもので、算出式は次の通り。
売買代金回転率={一定期間の売買代金 ÷ その期間の平均時価総額*}×100(%)
* 平均時価総額=(前期末時価総額 + 期末時価総額) / 2
国際比較を行なう際などは、各国間における1株の価格水準に大きな差異があることなどから、売買代金回転率が利用されることが多い。
売買高 売買高とは、
株式や債券が市場で取引された量のこと。出来高と同じ意味で使われる。
売買高回転率 売買高回転率とは、
売買回転率と同じ意味で、一定期間の売買高を上場株式数で割ることにより算出されるもの。
売買高比率 売買高比率とは、
ポートフォリオ売買回転率と同じ意味で、ファンドがどの程度頻繁にポートフォリオ組入れ株式を売買しているかを表す指標。算出式は、次の通り。
売買高比率 = 期中の株式売買金額 / 期中の平均組入れ株式時価総額
売買単位 売買単位とは、
上場されている株式を取引するための最低取引数のことをいう。一般的に市場で株式を売買する時には、一定の株数を1単位として売買単位とする「単元株取引」で行われる。売買単位は、銘柄により、1,000株のものや、100株、中には1株のものもある。通常はこの単位より少ない株数で買うことはできないが、ミニ株の登場で、単位株取引の10分の1の株数から取引できるようになった。
売買手数料 売買手数料とは、
投資家が証券会社を通して有価証券の売買を行う場合に、証券会社に対して支払う手数料のこと。手数料の支払い方法として、委託売買は、投資家が売買手数料として証券会社に対して支払い、仕切売買は、委託売買と同様に証券会社に前もって決められた手数料を支払う場合と、売買値段に手数料が含まれている場合がある。
ハイリスク ハイリスクとは、
リスク(危険の度合い)が高いことをいう。投資においては、損をする確率が高いという意味で使われる。一般的に「ハイリスク」の場合は「ハイリターン」となり、ハイリスク・ハイリターンというように使われる。
ハイリターン ハイリターンとは、
リターン(儲け)が大きいということ。一般的に「ハイリターン」の場合は「ハイリスク」となり、ハイリスク・ハイリターンというように使われる。
端株 端株とは、
株式の併合や分割などによって発生した、市場での取引単位に満たない株式のことをいう。例えば1,000株単位の株を1口保有している場合、その株が1:1.1の株式分割を行うと1,100株となり、100株が端株となる。端株については証券市場で売買することはできないため、証券会社などに買い取ってもらい現金化する。尚、端株を保有する場合は、配当や株式分割を受ける権利はあるが、その企業の株主としては認められず、株主優待や株主総会の参加権は与えられない。
羽黒法 羽黒法とは、
羽黒山人という人が考え出したといわれる週足の解釈方法の一つ。羽黒法では、週足の高値と安値の真ん中を中心線として、「実体がこの中心線の上下どちら寄っているか」「実体が中心線をまたいでいるか」「上影、下影があるかどうか」などによって週足を分類する。陰線と陽線それぞれに8つ、計16の分類となり、第一号線〜第十六号線というように番号で呼ぶ。
ハゲタカ・ファンド ハゲタカ・ファンドとは、
主に、上場廃止になった会社や経営危機に陥った会社等に資金を投入し、再生させた後に株を売って利益を得たり、不良債権を安値で買い取り、利ざやを稼ぐ外資系ファンド及び投資家グループのことをいう。それらのファンドの行動が死体に群がるハゲタカを連想させることから、こう呼ばれる。イメージとして良くないが、自然界の掃除人としてハゲタカ同様、誰も取りたがらないリスクを取ってくれるリスク請負人としての側面を持っている。
始値 始値とは、
ある一定期間において最初に売買成立した株価のこと。
バスケット取引 バスケット取引とは、
多数の銘柄を、バスケットに入った1つの商品とみなして売買する取引のことをいう。一般的には15銘柄以上で、なおかつ1億円以上の大口の取引で行われ、大口投資家がまとまった銘柄を売買したい時に証券会社が執行コスト分を上乗せしたり、コスト分を割引したりして、取引を行う。立会外取引や店頭市場が使われ一般の市場が閉っている時間でも取引ができることから、前場終了後に大口のバスケット取引が行われ、後場にそれを受けた証券会社の自己売買部門が市場で執行するといったことが行われる。
場立ち 場立ちとは、
立会い場で売買取引を行う会員証券会社の売買注文処理担当者のことをいう。以前は場立ちが立会い場で手サインを使って売買取引を行っていたが、現在はすべてコンピュータ処理となり立会い場は廃止され、場立ちも姿を消した。
発行価格 発行価格とは、
株式発行時の一般投資家に対する1株あたりの価格のこと。
発行価額 発行価額とは、
株式発行の引き受け証券会社が発行元の株式会社に払い込む1株あたりの金額のことで、一般の投資家への販売価格は発行価格といい、発行価格−発行価額が引き受け証券会社の手数料になる。
発行体 発行体とは、
債券の発行元のことで、社債の発行元である株式会社、国債の発行元である国、その他の債権の発行元である金融機関や外国の政府や地方自治体などのことをいう。
パッシブ運用 パッシブ運用とは、
アクティブコストを払っても超過リターンは得られないという考え方に基づき、市場の平均的なリターンを追求する投資手法のことをいう。
初値 初値とは、
ある銘柄が証券取引所に新規上場して最初についた値段のことをいう。株式市場に上場する前には一般投資家に対して公募が行われるが、そのときの値段を公募価格といい、その公募価格で株を取得した場合、初値が公募価格より高くなって売却すると利益を得ることができる。しかし、その銘柄に人気がないとき、初値が公募価格より安くなってしまうこともある(公募割れ)。
初値売り 初値売りとは、
公募で取得した株を初値で売ることをいう。初値が公募価格より値上がりしていれば利益を得ることができる。
初値騰落率 初値騰落率とは、
公募価格に対する初値の上昇または下落をパーセントで表したもので、次の計算式で求められる。
初値騰落率 = {(初値−公募価格)/公募価格}×100(%)
初値騰落率は、新規上場株(IPO株)の人気の状況を示す指標として使われ、初値騰落率が100%であれば初値が公募価格の2倍まで上昇したことを意味し、初値騰落率がマイナスであれば公募割れとなる。
放れ 放れとは、
株価が持ち合い状態から抜け出して動いたときのチャートの形のことをいう。
放れる 放れるとは、
株価が持ち合い状態から抜け出して動くことをいう。
ハノイ証券取引所 ハノイ証券取引所とは、
2005年に開設されたベトナムの証券取引所。ハノイ証券取引所に上場している株をベトナム株と呼ぶ。
パフォーマンス パフォーマンスとは、
運用実績、運用成果、もしくは過去の株価の動きのことをいう。
嵌め込み 嵌め込みとは、
仕手筋、証券会社や投資顧問などが、特定の銘柄の株価を吊り上げるために、株価が必ず上がるなどという情報を流し、一般投資家に株を高値で買わせる行為のことをいう。
早耳 早耳とは、
相場を動かす材料を誰よりも早く知っていることをいう。そのような早耳の人達のことを早耳筋、その情報を元に株を買うことを早耳買い、逆に売ることを早耳売りという。また、その結果、損することを早耳損という。
はらみ足 はらみ足とは、
はらみ線のことで、前日の陰線(陽線)の範囲内において陽線(陰線)が出現するローソク足の組み合わせのことをいう。
はらみ線 はらみ線とは、
二本足の1つで、前日のローソク足の実体の範囲内で、その前日の値動きの反対方向に値動きしたもののことをいう。陰陽、陽陰の2パターンがあり、二日目が陽線の場合、陽線はらみ足、陰線の場合、陰線はらみ足という。
バランスシート バランスシートとは、
貸借対照表のことで、複式簿記により、企業のある一定時点における資産、負債、純資産の状態を表した一覧表。損益計算書などと同時に作成され、その企業の株主、債権者その他利害関係者に経営状態に関する情報を提供する。
張り付き 張り付きとは、
ストップ高もしくはストップ安で、特別気配になったまま売買が成立しない状態のことをいう。
張り付く 張り付くとは、
ストップ高もしくはストップ安で、特別気配になったまま売買が成立しないことをいう。買いが殺到してストップ高で張り付いたまま引けた場合、翌日も値上がりする可能性が高く、逆に、ストップ安で張り付いたまま引けた場合は、翌日も値下がりする可能性が高い。
パリティ パリティとは、
転換社債を株式に転換した場合に、その値段はいくらになるかを表したもので、理論価格といわれる。株価から見た場合の転換社債の価値を表す理論上の価格のことで、計算方法は、株価を転換価格で割って100を掛け算出する。
バリュー バリューとは、
本来は「価値」という意味だが、証券市場においては、「割安」を意味する。
バリュー投資 バリュー投資とは、
企業価値に比べ割安に放置されている銘柄に投資する手法。
反省安 反省安とは、
相場が急騰して、実態からかけ離れてしまったことを反省して出る売りのことをいう。
ハンセン中国レッドチップス指数 ハンセン中国レッドチップス指数とは、
香港市場の株価指数の一つで、香港株式市場に上場しているレッドチップス(中国本土系香港企業株)を対象とした時価総額加重平均指数のことをいう。この指数を元にした、先物取引、オプション取引もある。
反対売買 反対売買とは、
先物・オプション取引などの決済のために買建玉を売り付けること、もしくは売建玉を買い付けることをいう。
反騰 反騰とは、
下げ相場が反発して急騰することをいう。
半値押し 半値押しとは、
上がってきた株価が、頭を打って、値上がり分のちょうど半分を下げることをいう。
半値戻し 半値戻しとは、
下がってきた株価が、底を打って、値下がり分のちょうど半分を回復することをいう。
反発 反発とは、
下がり続けていた相場が急に反転して上昇することをいう。
反落 反落とは、
上がり続けてきた相場が急に反転して下落することをいう。