株式用語解説 50音順 【 た行 】 → 【 た 】
株式用語を初心者でも分かるように徹底解説しています。
50音順 【 た行 】 → 【 た 】
【 た 】 |
タートル・スープ | タートル・スープとは、 タートルズの20日チャネルブレイクを逆手に取った戦略で、チャネルブレイクアウトした時に、あえて逆張りで仕掛けるテクニック。 |
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大陰線 | 大陰線とは、 陰線のうち、比較的実体の長いもののこと。 実体部分の平均的な長さは銘柄によってまちまちだが、過去のローソク足と比べて長い実体のときに大陰線という。 |
代行部分 | 代行部分とは、 厚生年金基金が、国に代わって厚生年金の運用を行ったり、給付を行ったりする部分のこと。 |
第三者割当増資 | 第三者割当増資とは、 会社の資金調達方法の一つで、株主であるか否かを問わず、特定の第三者に新株を引き受ける権利を与えて行う増資のこと。株式を引き受ける申し込みをした者に対しては、新株もしくは会社が処分する自己株式が割り当てられる。未上場会社が資金調達の一環として行うことが多く、取引先・取引金融機関・自社の役職員などの縁故者にこの権利を与えることが多いことから、「縁故募集」ともいわれる。上場会社の場合は、資本提携や事業支援・会社再建のために資金調達を必要とする場合に行われることが多く、敵対的買収の対象となった会社が、買収会社の持株比率を低下させるべく、防衛策の一環としてホワイト・ナイト(対象会社にとって友好的な事業戦略上のパートナー等)に対して行うこともある。ただし、第三者割当増資は、既存株主にとって、持株比率が低下する上、不公正な価格で新株発行等が実施された場合に経済的な不利益を被る恐れもあるため、発行手続きは、会社法により、既存株主に配慮した形で詳細に定められている。特に新株を、特に有利な価格で発行するときは、会社の取締役は株主総会でその理由を開示して特別決議が必要になる。 |
貸借対照表 | 貸借対照表とは、 バランスシート(B/S)と略され、資産と負債を対照して表にまとめた財務諸表の1つ。大きく分けて「資産」の部と「負債・資本」の部で構成される。「資産」は、更に、「流動資産」と「固定資産」に分けられる。「負債」は短期借入金などの「流動負債」と、長期借入金や社債などの「固定負債」から構成される。「資本」は「資本金」、「資本準備金」及び「剰余金」から成り立っている。資産=資本+負債なので、資産が大きくても、そのほとんどが負債であれば、決して健全財務とはいえないことは念頭においておく必要がある。 |
貸借取引 | 貸借取引とは、 決められた期間内で株券を貸したり、借りたりして行う取引のことをいう。貸し出した時には「品貸料」をもらい、借りた時には「品貸料」を支払う。また、証券会社が信用取引の際、投資家に貸し出す「資金」や「株券」を用意できなかった時に、証券金融会社からそれらを借りることがあり、この取引を「貸借取引」と呼ぶこともある。証券金融会社から借りることのできる銘柄を貸借銘柄という。 |
貸借倍率 | 貸借倍率とは、 信用取引での「融資残高」と「貸株残高」の比率のことをいう。(融資残高÷貸株残高)で算出され、融資残高は信用買い、貸株残高は信用売りの状況を表しているため、(1<貸借倍率)は、(貸株残高<融資残高)を意味する。この貸借倍率が大きくなると取引関係の悪化を示し、小さくなると取引関係の改善を示す。 |
貸借銘柄 | 貸借銘柄とは、 貸借取引が行われている銘柄のこと。信用取引の際、証券金融会社が証券会社に株式を貸すことができる銘柄のことで、中でも、融資株数より貸株数が多い銘柄を「貸株超過銘柄」と言いう。 |
貸借銘柄指定基準 | 貸借銘柄指定基準とは、 貸借銘柄を指定する際の基準のこと。証券取引所によって定められ、上場銘柄の中から信用銘柄を、信用銘柄の中から貸借銘柄を指定する。 |
大証 | 大証とは、 大阪証券取引所の略称。 |
大証一部 | 大証一部とは、 大阪証券取引所の市場第一部の略称。 |
大証二部 | 大証二部とは、 大阪証券取引所の市場第二部の略称。 |
大証ヘラクレス | 大証ヘラクレスとは、 大阪証券取引所にあるベンチャー企業向けの株式市場。 |
大納会 | 大納会とは、 年末の最終取引日のことをいう。例年は12月30日だが、当日が休日に当たる場合は、直前の営業日になる。立会時間は、前場のみとなっている。元々は、12月の最終営業日の終了後に行われる納会のことだったが、それが転じて、最終営業日の取引のことを大納会と呼ぶようになった。 |
大発会 | 大発会とは、 新年最初の取引日のことをいう。例年は1月4日だが、当日が休日に当たる場合は、直後の営業日になる。 |
ダイバージェンス現象 |
ダイバージェンス現象とは、 |
タイボー | タイボーとは、 TIBOR(Tokyo InterBank Offered Rate)のことで、国際的な基準金利であるライボー「LIBOR」の日本版で、東京市場での銀行間取引金利のことをいう。全国銀行協会が公表している。 |
大暴騰 | 大暴騰とは、 全銘柄の相場が、極めて急激に上昇することをいう。暴騰より強烈な状態を表す。日本では、1990年10年2日、前日比+13.24%の過去最大の上げを記録している。バブル後の大幅下落の反動と、当時の橋本龍太郎大蔵大臣の株価対策に反応したことが原因といわれている。 |
大暴落 | 大暴落とは、 全銘柄の相場が、極めて急激に下落することをいう。暴落より強烈な状態を表す。大暴落が起きると、株式市場は壊滅的な打撃を受け、回復するまでにかなりの時間を要することになる。最も有名なものは、1987年10月19日に、ニューヨーク株式市場で起きたブラックマンデーである。この暴落は世界中に波及し、翌日の日経平均株価は戦後最大の下落率14.9%を記録した。また、2008年10月16日のリーマンショックで、下落率11.41%、東日本大震災後の2011年3月15日に下落率10.55%を記録している。 |
大名債 | 大名債とは、 日本市場で海外の発行体が、円建てで発行する債券のことをいう。発行時には、全額ユーロクリアやクリアストリームなどの決済機関に預託され、売買取引は、これらの機関を通じて行われる。 |
代用証券 | 代用証券とは、 信用取引における委託保証金の現金の代用として認められてた有価証券(株券・国債・社債など)のこと。 |
大陽線 | 大陽線とは、 陽線のうち、過去のローソク足と比べて実体が長いもののことをいう。相場の意味としては、「非常に強気」となる。 |
ダイリューション | ダイリューションとは、 「希薄化」のことで、新株の発行により発行済み株式が増加し、1株当たり当期純利益などが低下することをいう。 |
大量保有報告書 | 大量保有報告書とは、 上場企業の発行済み株式を5%を超えて取得した企業や個人が財務局に提出する売買報告書のこと。5%を超えた株式を持つ株主の保有比率が1%以上変動した場合も提出しなければならない。通称、5%ルールと呼ばれる。 |
ダウ・ジョーンズ平均 | ダウ・ジョーンズ平均とは、 アメリカのダウ・ジョーンズ社が毎日発表するニューヨーク株式市場の平均株価のことをいう。工業株30種平均、輸送株20種平均、公共株15種平均及びこれらの総合65種平均の4種類がある。NYダウと言われているのは工業株30種平均のことをさす。工業株30種平均は最も歴史が古く、採用されている銘柄は、その時代を代表する超一流企業ばかりである。 |
高値 | 高値とは、 その日のザラ場で取引きされた最も高い値段のこと。 |
高値覚え | 高値覚えとは、 相場が下げに転じているのに、以前の高値が忘れられず、株価が元の水準に戻ることを期待して売れない状態のことをいう。 |
高値警戒 | 高値警戒とは、 相場が勢いよく上げてくると、その後その反動による値下がりが心配になる様子。「連日で年初来高値を更新していることから、高値警戒感も出ている」などと使う。 |
高値づかみ | 高値づかみとは、 相場が上昇していて、株価が高値をつけた辺りで株式を買ってしまうことをいう。 |
高値引け | 高値引けとは、 終値がその日の高値をつけることをいう。 |
高寄り | 高寄りとは、 寄付きの株価が前日または前場の終値より高いことをいう。寄付き前から買い注文が多く、相場が上昇基調で始まる状態。 |
抱き線 | 抱き線とは、 つつみ線の別名で、二本足の1つ。陰陽と陽陰の2パターンがあり、陰陽は、前日の陰線を完全に包み込む大陽線が出たもの、陽陰は、前日の陽線を完全に包み込む大陰線が出たもののことをいう。 |
たくり | たくりとは、 たくり線のことで、下降トレンドの中で現れたカラカサのこと。 |
たくり線 | たくり線とは、 下降トレンドの中で現れたカラカサ(下影が実体より長く上影の無いローソク足)のこと。上昇転換の強いシグナルとされる。 |
タコ配 | タコ配とは、 配当に必要な利益が出ていないにも関わらず、資産を売却をしたり、または余剰金から無理に配当することをいう。タコが自分の足を食べるのに似ていることからきた言葉。 |
打診買い | 打診買いとは、 小口の買いを入れて様子を見ること。思惑が当たって株価が上昇したら、更に買いを入れることを示唆している。 |
たすき足 | たすき足とは、 たすき線のことで、前日の相場の方向と逆方向に放れて寄り、その方向に伸びた足のことをいう。 |
たすき線 | たすき線とは、 陰陽と陽陰の2パターンがあり、陰陽は、前日の陰線の高値以上の終値をもつ陽線が出たもの、陽陰は、前日の陽線の安値以下の終値をもつ陰線が出たもののことをいう。陰陽は、寄りから引けまで強気、陽陰は、寄りから引けまで弱気で、前日の反対側に相場が動いていることから相場の転換点となる可能性がある足。 |
立ち会い | 立ち会いとは、 証券取引所内で会員証券会社間において行われる売買取引のことをいう。現在は全てコンピュータ処理となったが、以前は証券会社の担当者が立会い場に立って、手サインを使って売買処理を行っていたことから、その名残で今でも立ち会いという言葉が使われる。 |
立会外取引 | 立会外取引とは、 一般の立会内取引とは別に行われる取引のことをいう。主な立会外取引としては、大口取引、バスケット取引、終値取引、自己株式立会外買付取引などがある。立会外取引は、特に大口取引をおこなう機関投資家にとって、他の一般投資家に影響を及ぼすことなく売買を成立させることができる点がメリットとされる。従来、金融商品取引所の立会外取引は、取引所有価証券市場内の取引として、公開買付けの対象外であったが、2005年の旧証券取引法改正により、立会外取引のうち、相対取引に類似する取引について、「買付け後の株券等所有割合が3分の1を超える場合は、公開買付けによらなければならない」とされた。東京証券取引所においては、立会外取引は、電子取引ネットワークシステムのToSTNeTを通じて行われる。 |
立会時間 | 立会時間とは、 証券取引所で取引が行われる時間のことで、前場は9:00〜11:30、後場は12:30〜15:00と決められている。 |
立会い場 | 立会い場とは、 金融商品取引所において証券の売買を行う場所のことをいう。東京証券取引所などにおいては、システム化されたことにより、既に立会場はなくなっている。 |
ダックス | ダックスとは、 ダックス指数のことで、ドイツで使われている株価指数のこと。 |
ダックス指数 | ダックス指数とは、 ドイツで使われている株価指数で、Deutsche Aktien Index (ドイツの株指数)の略で、DAXと書く。ドイツの8ヶ所の証券取引所に上場している銘柄の内、取引額の大きい30銘柄を対象として、時価総額加重平均を適用して算出される。 |
タックス・ヘイブン | タックス・ヘイブンとは、 租税回避国と直訳され、税率が極めて低い国・地域や、もしくは全く税金のかからない国・地域のことをいう。ケイマン諸島、バミューダ島、イギリス領バージン諸島が有名で、これらの国や地域のことをオフショア金融センターともいう。その他にも、香港、シンガポールなどもタックスヘイブンとして知られ、日本の個人資産家からも人気が高い金融機関口座となっている。 |
建玉 | 建玉とは、 信用取引、先物取引、オプション取引において未決済になっている契約総数のことをいう。玉ともいい、売り建て玉と買い建て玉がある。 |
棚卸資産 | 棚卸資産とは、 製造業では、原材料、仕掛品や販売前の完成品などのことをいい、流通・販売業では、販売前の仕入品などのことをいう。 |
他人資本 | 他人資本とは、 貸借対照表における貸方項目を構成する要素の一つで、要するに負債のこと。貸方項目は、他人資本と自己資本に分けられ、また、他人資本は、流動負債と固定負債に分けられる。 |
WTI | WTIとは、 アメリカのテキサス州沿岸部で産出される原油のことで、ニューヨークの先物市場マーカンタイル(NYMEX)に石油先物として上場されている。 |
ダレる | ダレるとは、 日中、強含みに変わっていた相場が、勢いがなくなり、いくらか安くなる状態のことをいう。 |
単位株 | 単位株とは、 証券取引所で取引される株の最低単位のこと。100株、1,000株など、銘柄により異なる。 |
単位株式数 | 単位株式数とは、 証券取引所で取引を行うための最低株式数。銘柄により、単位株式数は異なる。 |
単純平均株価 | 単純平均株価とは、 上場株式の株価合計を総株数で割って算出する指標。株式市場の平均的な株価水準がどのくらいかを把握する上で重要だが、対象銘柄となっている会社が増資したり、上場の権利を失っても、それらは考慮されず、そのときの株価合計と総株式数で単純に計算されるだけなので、時間的な連続性は期待できない。 |
担保掛け目 | 担保掛け目とは、 信用取引などにおいて委託保証金を差し出す際に、現金の代わりに有価証券をもって代用したとき、現金の担保価値を100%とすると、代用有価証券の担保価値はそれよりも低く評価されるが、そのときの比率のことをいう。掛け目は有価証券の種類によって異なる。 |
単利 | 単利とは、 金利の再投資リターンを考慮しないもののことをいう。日本の債券の利回りは、ことわりがない限り単利で示される。 |