株式用語解説 50音順 【 は行 】 → 【 ふ 】
株式用語を初心者でも分かるように徹底解説しています。
50音順 【 は行 】 → 【 ふ 】
【 ふ 】 |
歩合外務員 | 歩合外務員とは、 社員ではなく、歩合制で証券会社と契約している外務員のことをいう。歩合外務員の言動についても所属する証券会社が責任を負うことになっている。 |
---|---|
ファイナンシャルプランナー | ファイナンシャルプランナー とは、 主に、個人の保険の見直し、相続税対策や資産運用の計画など、幅広い経済的アドバイス業務を行う専門職のことをいう。老後の資金計画を立てるアドバイスなどで注目の職業だが、日本では、まだ、独立して経営が成り立っているのは、ほんのひと握りに過ぎない。 |
ファイナンシャルプランニング | ファイナンシャルプランニングとは、 家庭における経済的計画策定のことをいう。一般的には、ファイナンシャルプランナーのアドバイスにより立てられた計画のこと。プランとは、家計の収入に対する保険等支出の適正な割合決定から、資金の運用等の計画に至るまで、全般的な経済計画が含まれる。 |
ファイナンス | ファイナンスとは、 業の資金調達のことをいう。銀行からなどの借入金、新株発行を伴う資金調達、普通社債、CB、ワラント債発行など、全般的な資金調達を意味する。 |
ファニーメイ | ファニーメイとは、 連邦住宅抵当公庫のことで、民間金融機関からローン債権を買取り、証券市場で住宅ローン担保証券を発行する業務などを行っている。アメリカの法律に基づいて、市民が容易に住宅取得することを目的として、1938年に設立された政府系金融機関で、1968年に民営化され、1970年に株式がニューヨーク証券取引所に上場した。 |
ファンダメンタルアナリスト | ファンダメンタルアナリストとは、 財務分析をする専門家のことで、内在価値の分析を行う。 |
ファンダメンタルズ | ファンダメンタルズとは、 経済成長、物価、国際収支などの、国際経済を安定させるための基礎的条件のことをいう。また、経済成長率、物価上昇率、失業率、国際収支などの、一国の経済状態を判断するための基礎的条件のことをいうこともある。 |
ファンダメンタル分析 | ファンダメンタル分析とは、 株式の本質的価値と市場価格にギャップが存在しても、いずれは本質的価値が市場で実現されるという考え方に基づいた分析のこと。ファンダメンタルズは、突発的な出来事を除くと一朝一夕に変化するものではなく、また、投資家にはなかなか伝わりにくいものである。しかし、株価は日々変動しているので、売買のタイミングを捉えるためには、テクニカル分析が必要となってくる。 |
ファンド | ファンドとは、 もともとは基金のことを意味し、大勢の人からお金を集め、そのお金で投資などを行うことをいう。ファンドには幅の広い解釈があるが、一般的には、投資信託の意味で使われることが多い。 |
ファンドアナリスト | ファンドアナリストとは、 専門的な知識、能力を駆使してファンドの分析、評価などを行う専門家のことをいう。 |
ファンドオブファンズ | ファンドオブファンズとは、 それぞれの運用方針に基づき分散投資している投資信託を適切に組み合わせて、一つの投資信託にまとめることをいう。分散投資されている投資信託を多数組み合わせることで、更に広範囲な分散を実現することにより、よりリスクを抑えられることや、付加価値のある投資信託を組み合わせることで、それぞれの付加価値を統合することができるなどの利点がある。 |
ファンドマネージャー | ファンドマネージャーとは、 投資信託などを運用する人のことをいう。 |
フィナンシャルグループ | フィナンシャルグループとは、 金融持株会社(金融機関の持株会社)のことをいう。例えば、三菱UFJフィナンシャルグループは、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券、三菱UFJニコスといった企業を傘下におさめる金融持株会社になる。その事業目的は「傘下子会社およびグループの経営管理、ならびにそれに付帯する業務」となっており、三菱UFJフィナンシャルグループ自体は金融に関する業務は行わない。 |
風説の流布 | 風説の流布とは、 株価操作を目的として、虚偽の情報や根拠も無い噂を流すことをいう。このような行為は、証券取引法で禁じられており、悪質な場合、5年以下の懲役、500万円以下(法人の場合、5億円以下)の罰金となる。 |
笛吹き | 笛吹きとは、 証券取引所内で、特定の銘柄に人気が集中し混乱した時に、一時的に商いを停止し事態の収拾を図ることをいう。 |
フェアバリュー | フェアバリューとは、 株価が、その会社の業績に対し、適正な価格であることをいう。オーバーバリューとは割高、アンダーバリューとは割安であること。 |
フェイル | フェイルとは、 決済日の証券決済時限までに有価証券の受渡しが履行されないことをいう。 |
フェデラルファンドレート | フェデラルファンドレートとは、 アメリカの中央銀行システムの加盟銀行は、一定割合の預金残高を連邦準備銀行に預け入れることが義務付けられているが、その資金が不足している場合に、余剰が出ている銀行から資金を借入れる金利のことをいう。 |
賦課方式 | 賦課方式とは、 現役世代の保険料を、その時点の年金支払いに充てる財政方式のことをいう。保険料は受給者と現役の比率で決まり、高齢化が進むと保険料は上がることになる。日本の年金は、修正積み立て方式ともいわれていたが、近年は、賦課方式の要素が強まり、修正賦課方式ともいわれる。 |
福岡証券取引所 | 福岡証券取引所とは、 福岡市にある地方証券取引所で、略して福証ともいわれる。株式会社ではなく、証券会員制法人という組織になる。Q-Boardという新興企業向けの市場もある。 |
副幹事会社 | 副幹事会社とは、 有価証券の募集や売り出しのときに、有価証券の発行会社または所有者と締結する元引受契約の内容を確定させる幹事会社の中で、引受数量が主幹事会社の次に多く、主幹事会社の補佐的な役割を果たす会社のことをいう。 |
副幹事証券会社 | 副幹事証券会社とは、 副幹事会社と同じ意味で、有価証券の募集や売り出しのときに組織されたシンジケート団の中で、主幹事証券会社の次に引受数量が多く、主幹事証券会社の補佐的な役割を果たす会社のことをいう。 |
福証 | 福証とは、 福岡証券取引所のことで、福岡市にある地方証券取引所のこと。 |
復配 | 復配とは、 業績の悪化などから配当金をストップ(無配)していた会社が立ち直り、配当を復活することをいう。 |
含み益 | 含み益とは、 保有している株式の株価が取得価格以上に上昇した場合の、時価と取得価格の差額(計算上の利益)のことをいう。 |
含み資産 | 含み資産とは、 土地や有価証券などの実勢価格が簿価の資産価値より大きい場合、その差額(計算上の資産)のことをいう。 |
含み資産株 | 含み資産株とは、 日本の企業会計では保有資産を取得価格で評価するのが一般的だが、時価が取得価格以上である株や不動産を多く保有している会社の株のことを含み資産株という。 |
含み損 | 含み損とは、 保有している株式が下落し、時価が買ったときの値段より安くなった場合の時価と取得価格の差額(計算上の損失)のことをいう。 |
含み損益 | 含み損益とは、 株式等を取得したときの価格と時価を比較した計算上の損益のことをいう。取得価格が時価よりも高い場合、その差額を含み損といい、取得価格が時価よりも安い場合の差額を含み益という。 |
複利 | 複利とは、 原資に対する金利を原資に追加して計算する利率の計算方法。資金を運用する場合、得た金利を原資に追加して複利で運用することで、飛躍的に投資効率は上がる。 |
負債 | 負債とは、 返済しなければならないお金、借金のこと。また負債を返済する義務のことを債務という。 |
節目 | 節目とは、 投資家が強く意識している株価水準のことで、株価チャートを見る上での重要なポイント。典型的な節目に、高値や安値などがあり、売りや買いが出やすく、また、1,000円など切りの良い価格も節目として意識される。節目を越えると、その後しばらく、それまでの株価動向を継続する、もしくは加速する傾向がある。 |
普通株式 | 普通株式とは、 権利内容に何ら限定のない標準の株式のことをいう。株式の種類は、その権利内容により分類され、会社法においては、一定の範囲・条件のもと定款に定めることによって権利内容の異なる数種の株式の発行が認められている。現在、日本で発行されている株式のほとんどが、この普通株式である。 |
普通取引 | 普通取引とは、 売買契約締結の日から起算して4日目(休業日を除く)の日に決済を行う有価証券の売買で、証券取引所における最も基本的な売買の形態である。 |
普通分配金 | 普通分配金とは、 運用開始後も購入できる追加型株式投資信託の収益配当のことをいう。株式の配当や売買益などの運用益からの分配金に課税され、2割の税金が源泉徴収される。 |
普通預金 | 普通預金とは、 預金の種類の一つで、最も一般的な預金形態である。普通預金で預けたお金はいつでも引き出すことができ、基本的には元本保証となっている。但し、預けた銀行が倒産した場合、ペイオフにより1,000万以上は保証されない。利息は低いが、最も身近で安全性が高い金融商品である。 |
プットオプション | プットオプションとは、 原資産を売る権利のことをいう。一般的に、原資産価格が下落すると、プット・オプションの価値は上昇する。 |
不出来 | 不出来とは、 出していた有価証券の売買注文が成立しなかったことをいう。 |
物価 | 物価とは、 一般に販売されている商品の価格のことをいう。物価は需要と供給のバランスにより決まり、供給量より需要量が多い場合、物価は上がり、逆に需要量より供給量が多い場合、物価は下がる。 |
物上担保債 | 物上担保債とは、 債券発行会社が保有する土地、工場、機械設備、船舶などの特定の物的財産に担保が付けられている債券のことをいう。 |
物色買い | 物色買いとは、 「企業業績が良い」、「将来性がある」などの材料がある銘柄や、割安銘柄を買うことをいう。 |
浮動株 | 浮動株とは、 安定した投資層が保有している株以外の、市場で転々と売買される株のことをいう。一般的に、浮動株が多い銘柄は、株価の値動きが鈍い。 |
不動産 | 不動産とは、 資産対象となる土地や建物などのこと。不動産以外の全ての資産対象は、動産という。 |
不動産市場 | 不動産市場とは、 不動産を投資の対象として捉えた時の市場のことで、不動産の相場価格やトレンドなどの様子のことをいう。 |
不動産投資 | 不動産投資とは、 マンションなどの不動産を購入し、それを人に貸して家賃収入を得たり、より高値で売却して利益を得る投資手法のことをいう。売却益を得ることよりも、主に家賃収入を得ることを目的とすることが多い。株式と比べると、不動産は価値の変化が緩やかであるため、売買により差益を得ることは難しいが、その反面、資産価値が下落する可能性は低く、リスクレベルは、ミドルリスクといわれる。長期に安定した収入を得る優れた投資手法として注目されている。 |
不動産投資信託 | 不動産投資信託とは、 不動産投資により資金運用を行う投資信託のこと。 |
不動産投資ファンド | 不動産投資ファンドとは、 主な投資先として、不動産投資を行う投資ファンドのことをいう。不動産投資は比較的リスクが小さく、安定した利回りが期待できることから、不動産投資を専門に行う投資ファンドが注目されるようになった。個人で不動産投資を行う場合、個人向け賃貸物件を扱うことが一般的だが、不動産投資ファンドは、オフィスビルや物流施設なども運用対象としている。 |
不動産投資法人 | 不動産投資法人とは、 主に不動産への投資を行う投資法人のことをいう。 |
不成注文 | 不成注文とは、 ザラ場において、指値で一部または全ての売買が成立しなかった場合に、前引けもしくは大引けの時点で、残った株を自動的に引け成行注文に変更して執行する条件付きの注文のことをいう。但し、ザラ場中に指値で売買できず、しかもザラ場引けとなった場合には、成行注文は成立せず決済できない。 |
踏み | 踏みとは、 株価の値下がりを予測し信用取引で売建てていたが、その思惑に反して株価が値上がりしてしまったとき、損することを承知で買戻すことをいう。 |
踏み上げ | 踏み上げとは、 空売りした人が、その後相場が上がったときに、損を覚悟で買い戻すことをいう。このようなとき、株価の上昇幅が更に大きくなるが、その状態のことを踏み上げ相場と呼ぶ。 |
プライマリーバランス | プライマリーバランスとは、 基礎的財政収支ともいわれ、国などの歳入と歳出のバランスを見る指標である。歳入と歳出のバランスが取れていれば、「プライマリーバランスが均衡」といい、歳入より歳出が大きいとき、「プライマリーバランスが赤字」という。 |
プライマリーマーケット | プライマリーマーケットとは、 発行市場ともいわれ、新規発行の株式や債券などを投資家が購入するまでの市場のことをいう。発行体にとっては、資金調達するための重要な市場となっている。 |
ブラックショールズ式 | ブラックショールズ式とは、 フィッシャー・ブラックとマイロン・ショールズが共同で発表したオプションの理論価格を算出する式のこと。 |
ブラックマンデー | ブラックマンデーとは、 1987年10月19日(月)に、ニューヨーク株式市場で起きた史上最大規模の株価大暴落のことをいう。この日はダウ30種平均の終値が前週末より508ドル下がり(下落率22.6%)、世界恐慌を引き起こした 1929年10月29日(木)のブラックサーズデー(下落率12.8%)を大きく上回った。この株価大暴落は世界中に波及し、翌日の日本平均株価は戦後最大の下落率14.9%を記録した。この株価大暴落の原因となったのは、アメリカの貿易赤字と財政赤字の拡大やドル安に伴うインフレ懸念とされているが、コンピューターによるプログラム売買の損切りの連鎖反応なども下落を加速させたという説もあり、未だ明確になっていない。 |
フリーキャッシュフロー・バリエーション | フリーキャッシュフロー・バリエーションとは、 企業の理論株価を算出することを目的として、特定の期の営業利益と原価償却費の合計から設備投資と運転資本の増加分を差し引いたもののことをいう。 |
振り分け線 | 振り分け線とは、 二本足の1つで、1本目と2本目のローソク足の始値が同じで、実体にある程度の値幅があるもののことをいう。陰陽と陽陰の2つのパターンがある。 |
不良債権 | 不良債権とは、 金融機関などの債権者が持つ貸出金などの債権について、回収期間内に回収が行われていないもののことをいう。債権者にとっては、不良債権は、支払いが滞っている債務者の財務内容に問題のあることを意味し、結果として回収ができない場合、債権者にとっても大きなリスクとなる。 |
ブル | ブルとは、 将来的に相場が上昇すると強気な予想することをいう。雄牛(ブル)の角が上に向かって勢い良く上がっている形をなぞらえている。 |
ブルー・チップ | ブルー・チップとは、 アメリカにおける優良株のことをいう。収益性、成長性、財務的に優れた銘柄を指す。 |
ブレイクアウト | ブレイクアウトとは、 ある一定の期間においての最高値または最安値を更新することをいう。20日ブレイクアウトといえば過去20日間の最高値または最安値の更新を意味する。ブレイクアウトを狙って、その最高値、最安値を順張りでポジションエントリーに使う投資法もある。 |
ブローカー業務 | ブローカー業務とは、 証券会社が行う委託売買業務のことをいう。投資家からの有価証券の売買注文を、流通市場に取り次ぐ業務で、取り次ぎを行った際に委託手数料を受け取る。 |
プログラム売買 | プログラム売買とは、 株価などの値動きに応じて行う自動売買システムによる売買のことをいう。 |
プロ私募 | プロ私募とは、 私募のうち、適格機関投資家のみを対象に有価証券の取得申し込みの勧誘を行うものをいう。 |
プロフィット | プロフィットとは、 利益、利潤のことをいう。 |
分散投資 | 分散投資とは、 1つの金融商品や市場、通貨に限定して投資を行うとリスクが大きいため、様々な金融商品や市場、通貨に分散して投資を行うことをいう。 |
粉飾決算 | 粉飾決算とは、 決算において、会社が利益を実際よりも多く見せかけることをいう。逆に、利益を実際より小さく見せかけることを逆粉飾決算と区別して使われることもある。 |
分離課税 | 分離課税とは、 所得のうち、郵便貯金、銀行預金、公社債の利子、公社債投資信託や株式投資信託の収益分配金、株式の売買益などの所得のように、会社からの給与とは別に、その都度課税される方式のことをいう。分離課税には、申告分離課税と源泉分離課税の二つの方式がある。また、これに対し、所得全体をまとめて課税する方式を総合課税という。 |