株式用語解説 50音順 【 か行 】 → 【 く 】
株式用語を初心者でも分かるように徹底解説しています。
50音順 【 か行 】 → 【 く 】
【 く 】 |
空 | 空とは、 窓と同じ意味で使われ、前日に比べ当日の株価が強烈な上昇や下降をした場合、本来なら重なっているケイ線にできる空間のことをいう。 |
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クーポン | クーポンとは、 利息支払いのための利札のことで、通常は債券に付随して印刷されている。利払日(年間の一定期日)ごとに、利札を1枚ずつ切り離して利払いを受付ける。また、債券の表面金利はクーポンレートと呼ばれ、一般に額面金額に対する年率で表示されるが、クーポンレートまたは利息自体をさしてクーポンということもある。 |
クォンツ | クォンツとは、 有価証券投資において高度な数学的テクニックを使って分析すること、もしくは分析する人のことをいう。Quantitative(数量的)という英語から派生した言葉。 |
口数 | 口数とは、 投資信託の申込み口数のことで、受益権の単位のこと。投資信託は元本が1口あたりで設定されていて、 1万口あたりで基準価額が表される。 |
首つり | 首つりとは、 カラカサの別名で、下影が実体より長くて、上影の無いもの。 下影陽線及び下影陰線のこと。 |
首つり線 | 首つり線とは、 上昇トレンドの中で現れたカラカサのこと。強い売り勢力の出現を表し、下降転換を暗示する足とされている。 |
クラウンジュエル | クラウンジュエルとは、 敵対的買収に対する対抗措置の一つで、対象会社が自社でもっとも魅力的な事業部門や資産または子会社を第三者に譲渡したり、分社化することにより、自社を買収者にとって魅力ないものにする手段のこと。買収者の買収意欲を大きく削ぐことを目的としている。対象会社を「王冠」にたとえ、「王冠の宝石」を外すことで、「王冠」の価値を減少させることになぞらえて、クラウンジュエルと呼ばれている。会社の事業の一部であっても、重要な事業の譲渡に際しては、会社法上株主総会の特別決議が必要となるが、重要な財産の処分は取締役会決議で可能となるが、買収防衛としてこのような財産譲渡をおこなう場合、この決定を下した取締役は、取締役としての善管注意義務、忠実義務違反を問われる可能性があるといわれている。 |
グラス・スティーガル法 | グラス・スティーガル法とは、 1933年に成立した、銀行の証券引受業務と株式の売買を禁止した米国銀行法のこと。この法律により、銀行の事業会社株式の保有も禁じられている。 |
グラマーストック | グラマーストックとは、 アメリカの証券用語で、心を惑わすほど魅力に富んだ株を意味し、将来性のある超有望株のことをいう。 |
繰上償還 | 繰り上げ償還とは、 債券や投資信託を、償還期限の前に償還することをいう。信託期間中にその投資信託の規模が減少した場合に、当初の運用が困難になることが想定されるため、投資信託などの約款の中で、期限の有無にかかわらず途中で償還できることが規定されている。 |
クリアストリーム | クリアストリームとは、 欧州市場において、株式、債券の受渡しや決済の集中管理等を行っている欧州最大のクリアリングハウス(国際証券決済機関)のことをいう。1999年に、ルクセンブルグ(セデル)とドイツ(ベルゼ・クリアリング)が合併して設立された。 |
グリーンシート | グリーンシートとは、 1997年7月に、未公開企業の株式を売買するために開設された市場のこと。日本証券業協会が開設した市場で、証券取引法上の株式市場ではなく、未公開株を保有する投資家の換金の場を提供すること、また、未公開企業が円滑に資金調達できるようにすることを目的としている。 |
グリーンメーラー | グリーンメーラーとは、 ある会社の株を買い集めて値上がりしたところで、その会社に集めた株を高値で買い取らせることによって利益を得る人のこと。 |
グリーンメール | グリーンメールとは、 ドル紙幣の緑色(グリーン)と脅迫状を(ブラックメール)を組み合わせた言葉で、企業にTOB(公開買い付け)をかけ、もしくはTOBをかけると脅し、買い占めた株を企業に高値で買い取らせることをいう。TOBをかけたが、企業側に防衛策をとられ買収側が断念し、結果的にグリーンメールになるケースと、買収の意図は無く、初めからグリーンメールを狙って行われるケースがある。 |
グループ会社 | グループ会社とは、 資本において親子関係のある一連の会社群を指す。 |
グループ企業 | グループ企業とは、 グループ会社と同じ意味で、資本において親子関係のある一連の会社群を指す。 |
クレジットクランチ | クレジットクランチとは、 銀行などの貸し渋りで経済活動全体が沈滞し、信用不安から危機的状態になることをいう。 |
クレジットコスト | クレジットコストとは、 回収不能の貸付金などの債権(不良債権)の処理金額のことで、処理することにより、その期の損益計算書に損失額として算出される。 |
玄人相場 | 玄人相場とは、 値動きが激しく、素人では取引のリスクが高い、玄人向きの相場のことをいう。 |
クロス商い | クロス商いとは、 一度に大量の株を売ったり買ったりすると、市場の価格が混乱するので、証券会社自らが買い手や売り手を捜して、取引所内で同一銘柄、同数をほぼ市場価格で注文を成立させることをいう。 |
クロス取引 | クロス取引とは、 1つの証券会社が、同一銘柄について同量の売り注文と買い注文を取引所に提出し商いを成立させる取引き。以前は、バイカイという、売り買いそれぞれの注文を金融商品取引所に出さずに売買を成立させる方法が認められていたが、これはノミ行為となる恐れが高く、また市場集中原則にも反することから1967年10月から禁止された。バイカイに代わって行われるようになった取引方法がクロス取引で、結果的に顧客の注文に証券会社自身の注文を付け合わせることはあるものの、売買注文が実質的に市場に出されていることで、バイカイとは大きく異なる。 |
クロスレート | クロスレートとは、 多通貨間の交換レートのことを指す。2通貨間の為替レートを見た場合、直接算出される以外に、他の1通貨と先述2通貨間のそれぞれのレートを使用して算出することもできる。つまり、為替市場でのメインの為替取引に対して、計算上算出される為替レートのことをさす。 |
グロース株 | グロース株とは、 成長性の高い株のこと。 |
グロース投資 | グロース投資とは、 企業の成長性に着目して投資する手法のことをいう。 |
クローズド明け日 | クローズド明け日とは、 解約を一定期間制限された投資信託の解約制限期間が終了する日のこと。 |
クローズド期間 | クローズド期間とは、 日本の投資信託は、原則として、受益者は自由に換金することができるが、商品によっては、一定期間、解約できないものがあり、その解約できない期間のことをいう。クローズド期間は、投資信託によってさまざまですが、設定日から3〜6ヶ月、または1年といった場合が多い。 |
グローバル株式 | グローバル株式とは、 日本を含む世界の株式のことをいう。 |
グローバル債券 | グローバル債券とは、 2つ以上の債券市場(米国、欧州、アジアの主要マーケットなど)において、同時に発行、販売される債券のことをいい、投資適格の発行体により発行される。1989年に世界銀行が初めて米ドル建て債券を発行して以降、1991年にアジア開発銀行がアジアの資本市場の育成を目的として起債を行うなど、その市場規模は拡大し続けており、投資家の数も世界的に拡大している。発行体からみると、グローバル債券は、米国、欧州、アジアで同時に募集し資金調達することができるので、いずれかの市場で起債するよりも多額の資金を調達することができることになる。投資家からみると、グローバル債券は、流動性が高いことがその魅力の一つとなっている。 |
グローバルスタンダード | グローバルスタンダードとは、 国際標準のことをいう。 |
グローバルマクロ戦略 | グローバルマクロ戦略とは、 ジョージ・ソロスで有名な投資戦略で、オルタナティブ投資の一つ。まず世界各国の政治状況や経済状況などを分析し、その結果として現状の価値から乖離している割安な通貨、債券、株式を買い、割高な株式を売るという投資戦略。 |
GLOBEX | GLOBEXとは、 米シカゴマーカンタイル取引所(CME)がオンラインで行っている先物・オプションの24時間取引のことをいう。米国市場が引けてからのS&P500やNASDAQ100先物指数の動向は翌日の米国市場のみならず、場が開いている日本市場にも影響を与える。 |