株式用語解説 50音順 【 ら行 】 → 【 り 】
株式用語を初心者でも分かるように徹底解説しています。
50音順 【 ら行 】 → 【 り 】
【 り 】 |
REIT | REITとは、 Real Estate Investment Trustの略で、日本語で不動産投資信託のこと。主に不動産に投資し、資産運用を行う上場投資信託のことで、株式同様、立会時間中いつでも売買を行うことができ、指値注文、成行注文や信用取引もできる。 |
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リーブオーダー | リーブオーダーとは、 店頭での取引で、売買の条件が一致しない場合に、価格など一定の条件が満たされた場合は売買を実行するという約束付で、証券会社等に留保する注文を出すことをいう。 |
利益準備金 | 利益準備金とは、 法律によって、積み立てることが義務づけられている準備金の中の一つ。企業は、利益準備金を資本準備金と合わせて資本金の4分の1までの積み立てが義務付けられており、利益準備金は、株主総会の決議により利益剰余金にすることができる。 |
利益剰余金 | 利益剰余金とは、 賃借対照表を構成する株主資本の一つで、企業活動で出た利益の内、分配せずに社内に留保している額のことをいう。 |
利益処分計算書 | 利益処分計算書とは、 財務諸表の一つで、企業が出した利益をどのように処分するかを表したもの。利益は、売上から経費を差し引いたもので、会社の儲けを意味し、株式会社の場合、利益は配当金として株主に分配されたり、役員への賞与になったり、次期の会社の業務活動のためにお金を残すこともある。このように、会社の利益は分配され、それを数字で表したものが、利益処分計算書になる。株式会社の場合は利益処分計算書は株主にも公開されるため、企業が株主へどれくらい配当をしているかこの資料から分かる。 |
利益増減分析 | 利益増減分析とは、 企業の収益構造を解明するための手法。各決算期の期間損益は、常に変動しており、期間損益の増減が、どのような要因によってどの程度の影響を受けたのかを分析する。企業の収益構造を解明できれば、今後の企業業績を予測しやすくなる。利益増減分析は、増減した利益金額を、価格効果、数量効果、原材料効果、固定費効果などに分類して行われ、増減益に作用した要因が、販売価格の上昇(または下落)なのか、販売数量の増加(または減少)なのか、原材料価格の低下(または高騰)なのかなど、その寄与度を明らかにすることができる。 |
利益配当請求権 | 利益配当請求権とは、 株主は、企業に対して株主としての権利を持っているが、その一つとして、利益配当請求権がある。株式を所有し、株主になることで、配当を受け取る権利が生じ、株主総会の決議に基づいて配当を出すことが決まった場合には、株主は、会社が上げた利益の分配である配当を受け取る権利である。長期投資をする場合には、この利益配当請求権が特に重要になる。 |
リオープン方式 | リオープン方式とは、 平成13年3月以降に発行される利付国債に対し導入された利息方式。発行日が異なっていても、同一クーポン(利息支払い利札)で、同一の元利金支払日であれば、初期利息は同じとなる方式のことをいう。発行日が遅いものは、購入時に利息相当分を売り手に支払うという経過利息の支払いが必要となるが、最初の利息は半年分を受取ることができる。 |
利落ち | 利落ちとは、 債券の受け渡し日がその債券の利払日に当っている場合、約定により経過利子が発生しないことをいう。発行日以降の債券を売買すると、通常、経過利子が発生するが、利落ちの場合は、経過利子が発生しない。 |
利食い | 利食いとは、 買った、若しくは空売りした株を利益が出た状態で手仕舞いすることをいう。買った株が値上がりしたときに売ってその差益を稼ぐことを、「利食い売り」、また、空売りしていた株が下がって買い戻しその差益を得ることを「利食い買い」という。 |
利食い売り | 利食い売りとは、 株価が上がることにより、利益を得て売り払うこと。 |
利下げ | 利下げとは、 公定歩合などの政策金利が引き下がることをいう。政策金利が引き下がることにより、市中のお金が個人の消費や企業の設備投資に回りやすくなり、景気回復が望まれる。 |
利ざや | 利ざやとは、 値上がり益のことをいう。「利ザヤを取る」などと使われる。 |
利子 | 利子とは、 お金の貸し借りにおいて、借りた側が貸した側に支払う金利のこと。「利息」も同じ意味で使われる。 |
リスク管理 | リスク管理とは、 危険の大きさを、自分が受け入れられる程度に調整することをいう。想定していた危険が起きてしまった時に、損失を最小限にとどめるため、状況に応じ、銘柄分散することや現金比率の調節をすることなどが挙げられる。資産運用においては、利益を出すこと同様、リスク管理も非常に重要な要素である。 |
リスクキャピタル | リスクキャピタルとは、 一般的に、企業が使用する資本の内で経営危険を負担するものをいう。例えば、金融機関の貸付資本も貸倒れの危険があり、取引先が与えた信用も回収不能の危険があるが、これらは債権として法律によって手厚く保護されている。それに対して、株主が拠出した資本や企業が稼得してそれに付加した自己資本は最終的な危険負担者であり、最悪の場合、無価値になる可能性をもっている。このような自己資本あるいは株主資本のことをリスクキャピタルといい、危険を負うものであるため、その代償として高い投資収益率が期待される。 |
リスク許容度 | リスク許容度とは、 許容できる投資額のリスクの度合いを指す。投資を行う際は、リターンを求めるほど、元金が増減する確率が高まる。そのため、リスク許容度が高いほど、大きいリターンが期待できることになる。 |
リスクフリー | リスクフリーとは、 英語で「危険の無い事」とを意味し、証券取引では、一般的に国債のことをいう。 |
リスクフリーレート | リスクフリーレートとは、 国債から得ることのできる配当や利息のことをいう。 |
リスクプレミアム | リスクプレミアムとは、 危険補償料ともいい、資産(債券・株など)の期待収益率が、それと投資期間を等しくするリスクのない資産(安全資産)の利子率を上回る幅のこと。 |
リスクヘッジ | リスクヘッジとは、 リスクを回避したり、低減することをいう。危険を回避すること全般をリスクヘッジといい、保険的に、投資先を分散するなどの措置を取るkとをいう。 |
リセッション | リセッションとは、 景気後退のことをいう。好景気が中断し、生産活動の低下や失業率の上昇などが発生する現象で、更に進行すると不況となる。 |
理想買い | 理想買いとは、 現時点では良くないが、将来、企業の業績や景気が良くなるだろうという期待から株を買うことをいう。 |
利息 | 利息とは、 お金の貸し借りにおいて、借りた側が貸した側に支払う金利のこと。同様の意味で、「利子」も使われる。 |
りそな・世界資産分散ファンド | りそな・世界資産分散ファンドとは、 「投資信託のブンさん」の愛称で知られる大和投資信託が運用しているファンドのこと。 |
リターン | リターンとは、 見返りのことで、株式などの投資の世界では、運用による利益のことを指す。 |
リターンリバーサル効果 | リターンリバーサル効果とは、 ある一定期間に高い投資収益率を上げた株式は、それに続く期間には低い投資収益率しか上げられず、逆に、ある一定期間に低い投資収益率しか上げられなかった株式は、それに続く期間には高い投資収益率が上げられるという現象のことをいう。理論的には、効率的市場仮説に対する反証の一つとして、アノマリーにおける過剰反応仮説と結び付けられて説明される。 |
利付金融債 | 利付金融債とは、 特別な法律に基づいて、限定された金融機関(2002年6月現在で、みずほ銀行(みずほコーポレート銀行)、新生銀行、あおぞら銀行、商工組合中央金庫、農林中央金庫、東京三菱銀行、信用中央金庫の7機関)から発行される金融債の内、割引形式(割引金融債)ではなく、利息(クーポン)が支払われる利付形式の債券の事をいう。利付金融債は、主に個人向けに発行される「売出債」と、主に法人向けに発行される「募集債」に分けられ、募集債の発行年限は5年債、3年債を中心に、2年債など、多様化している。 |
利付国債 | 利付国債とは、 半年ごとに年2回、利息が支払われる国債のこと。国債の利息を決める方法として、満期まで利率が固定で決まっている「確定利付」と、金利の情勢によって変動する「変動利付」がある。確定利付国債の場合、金利が下がった時には有利だが、逆に上がった時には他の金融商品に比べて金利が低くなる。変動利付国債の場合、金利が下がった時のリスクを負うが、金利が上がったときはリターンを期待できる。 |
利付債 | 利付債とは、 額面で発行され、償還期日に額面金額が償還される債券のことをいう。期間中は利率分だけ利払いされる。利率が発行時に決定している「確定利付債」と、発行後に金利の情勢によって変動する「変動利付債」がある。 |
リデノミネーション | リデノミネーションとは、 参加国が自国の通貨を新通貨に変換するなど、通貨単位を変更することをいう。2002年、欧州の通貨統合(ユーロ導入)が行われたが、このとき、参加国の通貨がユーロにリデノミネーションされたことになる。 |
リバースデュアルカレンシー債 | リバースデュアルカレンシー債とは、 デュアルカレンシー債とは逆で、利息が外貨で、満期償還金が円で支払われる債券のことをいう。 |
リパトリエーション | リパトリエーションとは、 外国に投資していた資金が本国に還流することをいう。リパトリエーションは、自国通貨の上昇要因となる。 |
利払日 | 利払日とは、 前もって決められた、債権の利息支払い日のこと。通常、年2回の利払日が設定されている。 |
リバランス | リバランスとは、 ポートフォリオを見直し、その投資比率を調整することをいう。例えば外需関連の値上がりした銘柄を一部売却し、その分の資産で、内需関連株を買い増すなどしてポートフォリオの構成比率を調整する。 |
利含み | 利含みとは、 債券の表記方法で、経過利子を経過利子として受渡しするのではなく、その分を単価に上乗せして表記する方法のことをいう。 |
利回り | 利回りとは、 株式や債券などの投資資金に対する年間の配当金や利子の割合のことで、投資対象の収益性を計る尺度として使われる。株式の利回りは、1株当たりの年間配当金を株価で割って計算される。 |
リミットオーダー | リミットオーダーとは、 指値注文のことで、証券会社に株の注文を出す際に、売買価格を指定して注文すること。ただし、指定した価格にならないと売買が成立せず、成行注文が優先され、値動きが激しいときは売買が成立しにくいという場合がある。 |
流動資産 | 流動資産とは、 企業資産の中で簡単に現金化できるもののことをいい、現金、預金、売掛金、有価証券、製品、原材料などを指す。 |
流動性リスク | 流動性リスクとは、 取引したいときに、思うように取引できないリスクのことをいう。市場に何らかの悪材料が出たときなどに、売り注文が大量に出て流動性が止まり取引が成立しないような状況や、出来高の少ない新興市場の株などで、買い注文がなく、売りたくても売れないような状況のこと。 |
流動比率 | 流動比率とは、 企業の短期支払い能力を見るための指標で、流動負債に対する流動資産の割合のこと。 |
流動負債 | 流動負債とは、 貸借対照表の貸方の負債の一つで、支払期限の短い負債のことをいう。買掛金や、企業の主目的である営業取引によって発生した負債、企業の主目的以外の支払期限が1年以内の負債などが含まれる。 |
両建て | 両建てとは、 信用取引で、売り買い両方を同時に行うことをいう。思惑通りに行かず、反対売買で両建てにすることもある。 |
量的緩和 | 量的緩和とは、 日銀の金融緩和政策の操作目標を、短期金利(無担保コール翌日物金利)ではなく、金融機関が日銀に保有する当座預金残高の量に置いた金融政策のこと。低金利政策が長期に渡って実施されても金融機関の不良債権処理が進まず、実体経済に十分な資金が供給されない状況を改善し、金融システムの安定化とデフレを防止するべく、2001年3月から導入された。 |
量的緩和解除 | 量的緩和解除とは、 2001年3月から継続している日銀の金融緩和政策の操作目標を、金融機関が保有している日銀の当座預金残高の量から短期金利(無担保コール翌日物金利)に戻すことをいう。2006年3月9日の政策委員会・金融政策決定会合において、量的緩和解除が決定された。 |
両端入れ | 両端入れとは、 金利などを計算する場合の対象期間の数え方の一つで、計算開始日を1日目とし終了日までを数える方法のこと。信用取引の金利は、新規建ての注文の受渡日から決済の受渡日まで、その両日を含んだ日数を対象期間とする両端入れにより計算される。例えば、8月5日から15日までであれば、両端入れによると11日間となる。一方、計算開始日を含まず、計算終了日までを数える方法を片端入れという。 |
利率 | 利率とは、 債券の額面金額に対する1年あたりの利子の割合のことであるをいう。額面10万円で1年間で1万円の利子が付く債券の場合、利率は10%となる。日本で発行されている債券のほとんどは、1年に2回、半年ごとに利子を受け取る仕組みになっている。 |
理論株価 | 理論株価とは、 ウイリアムズ・モデルなど、何らかの理論に基づき算出された株価のことをいう。 |