株式投資

株式用語解説 50音順 【 さ行 】 → 【 さ 】

株式用語を初心者でも分かるように徹底解説しています。  

 

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サーキットブレイカー サーキットブレイカーとは、
直訳すると回路遮断装置という意味で、株価の価格乱高下防止措置のことをいう。1987年10月に起きた米国株式の大暴落(ブラックマンデー)の原因の一つとして、現物と先物を組み合わせたプログラム売買が下げをスパイラル的に加速させたことは事実である。それを受けて、88年〜90年にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とニューヨーク証券取引所(NYSE)がそれぞれ独自に「注文制限」、「値幅制限」、「取引停止」などの価格乱高下防止措置を導入した。ニューヨーク証券取引所の「取引停止」だけをサーキットブレイカーということもある。
財形貯蓄 財形貯蓄とは、
給与天引きにより、運用資金を毎月一定額積み立てて投資信託を買い付ける制度のこと。毎月一定額を積み立てるので、平均取得価額を低く抑えることができ、長期的な資産形成に向いている。住宅財形や年金財形は合計550万円まで非課税となるなど、法的にも、さまざまなメリットがある。
債券 債券とは、
利息が確定していて、あらかじめ決められた償還期間で額面どおりの金額が戻ってくる証券のことをいう。資金調達のために、国や地方公共団体、政府関係機関、事業会社などが発行するもので、発行者側には、大量の資金を調達できるというメリットがある。
債権 債権とは、
ある人が、別の人に対してお金の支払いなどの特定の要求をできる権利のことをいう。債権を持つ人を債権者、債権によって要求を受ける人を債務者という。
債券格付け 債券格付けとは、
企業が発行する債券について、元本および利息の支払いが、償還まで約束通りに行われる確実性を示した投資情報である。1996年1月の発行分から債券発行に関する適債基準が撤廃され、企業の起債活動が大幅に自由化された。この中で債券格付は、債券の信用度をみる上で唯一の物差しとして、その重要性を高めた。
債権者 債権者とは、
債権を持つ人のこと。要するに、お金を出している人、お金を貸している人のこと。
債券貸借取引 債券貸借取引とは、
一定期間、債券を貸し借りしてその貸借料をはらったり、もらったりする取引のこと。機関投資家のように多くの債券を持っている場合に、収益チャンスやリスク回避の手段となり、また、債券の流動性を高めるためにも利用できる。
サイコロジカルライン サイコロジカルラインとは、
投資家の心理の動きを数値化し、統計的に判断するための指標のこと。株価上昇が続けば強気に、株価下落が続けば弱気になる投資家心理を逆手に取って、皆が強気になったら売って、弱気になったら買うという考え方をする。
最終利回り 最終利回りとは、
債券を償還日まで持っていた時、その期間内に受け取る利息と償還差益を足して、投資元本に対して年利何%であるかを表したもののこと。 債券の利回りには、「単利」と「複利」があり、日本では一般的に利付債は単利、割引債は複利で利率が計算される。計算式は次の通り。最終利回り={表面利率+(償還価額−購入価額)÷残存年限}÷購入価格×100
財政 財政とは、
国が行う経済活動のことをいう。財政は、社会全体の利益が最大化されるように行われるもので、公的機関から民間に対してのサービスで、財政をつかさどる予算は、税金として、国民から徴収される。
財政再建 財政再建とは、
赤字国債に依存した財政を立て直すことをいう。
催促相場 催促相場とは、
画期的な新製品の開発や増資や増配などの好材料を期待して株価が上昇し、企業側に早くその発表をするように、促す相場のことをいう。好材料を実力以上にもてはやし、思惑で株が買い上げられる場合が多く、発表したとたんに株価を押し上げていた好材料を出し尽くして、株価が下落に転じてしまうことがよくある。
裁定取引 裁定取引とは、
アービトラージともいい、価格変動において同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、理論上リスクなしに収益を確定させる取引のことをいう。マーケットの価格が理論価格に近づき、乖離がなくなることで、割高・割安な状態が解消された場合に、反対売買を行なうことによって収益化する。証券の現物市場と先物などの派生証券との間、同一の先物で異なる限月の間での「限月間スプレッド」、異なる先物市場間(例えば、大証とSIMEX)での「市場間スプレッド」などで、現在、裁定取引が活発に行われている。
債務 債務とは、
返済する義務、責任のこと。「債務を負う」というように使われる。債務を負う人を債務者という。
財務 財務とは、
お金の出入りに関する事務のことをいう。国や企業などの資金管理のこと。
債務者 債務者とは、
債務のある人のこと。要するに、お金を借りて返済義務のある人のこと。
材料 材料とは、
株価を動かす要因となるニュースのことをいう。個別企業では、四半期決算であったり、新製品の発表、製品のリコール、企業合併などがある。マーケット全体に影響する材料としては、為替であったり、海外市場の急変、公定歩合、テロ、戦争などがあげられ。株価上昇要因となるニュースは好材料といい、逆を悪材料という。
材料株 材料株とは、
新製品の開発、増資や増配など、株価を動かす材料を持っている株のことをいう。株価は、相場全体の流れと、個別の企業が抱えている材料にも反応して上昇したり下落したりするが、業績向上に関するものや、新技術開発など、将来性の持てるものは好材料となる反面、会社の不祥事や無配転落などは悪材料となる。
最良執行 最良執行とは、
証券会社が株の売買注文を受けた時に、顧客に最大の利益をもたらすように手続きすることをいう。通常、注文を受けた証券会社が流動性の高い市場に注文を出すことを最良執行と呼ぶ。
裁量トレード 裁量トレードとは、
トレーダーの裁量のもとに行われる取引のことをいう。これとは対照的に、システムトレードは一定の売買ルールに基づいて、裁量の余地のない取引のことをいう。
材料待ち 材料待ちとは、
株式市場が手掛かりを失って動けなくなり、新しい話題を待ってる状態のことをいう。
財務諸表 財務諸表とは、
企業の経営状況を表す貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)、利益処分計算書(S/S)などの総称。株式会社の場合は、年に1度は必ず財務諸表を作成して公開しなければならない。投資家は、これら財務諸表により、その企業の1年間の経営状況を知ることができる。これらは複式簿記に基づいて作成されていて、簿記に関する知識がないと、内容を理解するのは難しい。
債務超過 債務超過とは、
会社の債務の額が資産の額を上回っている状態のことをいう。債務超過の場合には、貸借対照表において、資産の合計金額よりも、負債の合計金額が大きいため、資本の合計金額はマイナスになる。
先物 先物とは、
先物取引のことで、特定の商品を将来の一定時期に受け渡す条件で、売買の契約をする金融商品のことをいう。
先物取引 先物取引とは、
特定の商品を将来の一定時期に受け渡す条件で、売買の契約をする金融商品のことをいう。受渡日までに反対売買をすれば、当初の契約価格と反対売買価格との差金の授受によっても決済することができる。買い方は、予測通り相場が上昇した時に反対売買をすると利益を得ることができるが、反対に下落した時には損失が生じる。売り方は、予測通り相場が下落して反対売買をすると利益を得ることができるが、反対に上昇した時は損失が生じる。
差金決済 差金決済とは、
株券などの受渡しをせずに、反対売買による差額で支払い、決済を行うことをいう。
昨年来高値 昨年来高値とは、
昨年以降最も高い株価のことをいう。証券取引所では新高値銘柄を毎日発表しているが、年が明けたばかりの1〜3月は昨年の株価と比較した昨年来高値、4〜12月は年初来高値が発表されている。
昨年来安値 昨年来安値とは、
昨年以降最も安い株価のことをいう。証券取引所では新安値銘柄を毎日発表しているが、年が明けたばかりの1〜3月は昨年の株価と比較した昨年来安値、4〜12月は年初来安値が発表されている。
下げ相場 下げ相場とは、
株価が下がっている状態のことをいう。下降トレンドともいう。
下げトレンド 下げトレンドとは、
下げ相場ともいい、相場が比較的長期にわたって下げている様子を指す。
差し込み線 差し込み線とは、
二本足の中の1つで、入り首線の終値が更に続伸したが、前日の実体中央を超えなかったもののことをいう。
指値 指値とは、
買値もしくは売値を指定すること、もしくはその指定された価格のことをいう。
指値注文 指値注文とは、
株式を売買するときに、売買価格を決めて行う注文のことをいう。投資家が自分で売買価格を決めることができるため、予想以上に高い値段で株を買ったり、安い値段で株を売ったりすることはないが、指定した価格より1円でも高いもしくは低い場合は取引が成立しないため、値動きが激しい時は売買機会を逃す可能性がある。
札証 札証とは、
札幌証券取引所のこと。
札幌証券取引所 札幌証券取引所とは、
北海道の札幌市にある証券取引所。略して札証(さつしょう)ともいわれる。いわゆる地方証券取引所で、証券会員制法人という組織になる。アンビシャスという新興企業向けの市場もある。
サブプライムローン サブプライムローンとは、
信用力の低い個人に貸し付けたアメリカの住宅ローン。通常のローンに比べ金利は高いが審査基準が緩く、最初の数年間は金利が低く設定されているが、数年後から急激に支払いが膨らむ契約になっている。住宅価格が上昇しているうちは、条件の良いローンに借り換えたり、不動産を転売することで利益が出たが、アメリカの住宅バブルが崩壊し不動産価格が下落したことで、借り換えも転売も出来ず、返済に行き詰まる人が続出した。サブプライムローン債権の多くは証券化され各国に販売されており、その焦げ付きが大きな問題になり、世界金融危機の発生を招いた。
サプライズ サプライズとは、
為替や株価などの市場を大きく動かすような驚くべきニュースや材料のことをいう。例として、企業の合併や新製品開発ニュース、日銀総裁などの要人発言、各種経済データの発表などが挙げられる。
サプライチェーン サプライチェーンとは、
原材料や部品の調達から、生産、販売、消費者に製品が届くまでの一連の過程を指す。
様変り 様変りとは、
相場が激しく変化している様子を指す。下げ相場が急に上昇に転じたり、あるいは逆に、上げ相場が急に下落に転じたりすること。主に、下げ相場が急に上昇に転じたときに用いられる。
サムライ債 サムライ債 とは、
別名、円建外債といい、外国の発行体が発行する円建て債券のことをいう。利払い、償還が、それぞれ外貨もしくは円の形式のものも発行されていて、必ずしも両方とも円である必要はない。
さや さやとは、
売値と買値の差のことをいう。実際に株式や債券を購入し、それ以上の価格で売却した場合には順ザヤ、逆にそれ以下の価格で売却した場合を逆ザヤという。
さや取り さや取りとは、
発行日決済取引等で旧株と新株の間に価格差がある場合、最終的に一つの値段になるために、高い方を売り、安い方を買って利益を得ることをいう。または、同一銘柄において、低い値段で買付け、高い値段で売って利益を得ることを意味する。
ザラ場 ザラ場とは、
寄付きから引けまでの立会い時間のこと、もしくはその間の売買方法を総称していう。
ザラ場引け ザラ場引けとは、
前引け・大引けで値段がつかず、ザラ場の途中に付いた株価のまま取引が終了してしまうことをいう。流動性の低い小型株に多くみられ、ザラ場中に大きな材料が出てストップ高・ストップ安になったときにも、ザラバ引けとなることがある。
ザラ場方式 ザラ場方式とは、
ザラ場中に行われる証券取引所の売買成立方法のことをいう。オークション方式ともいい、価格優先原則、時間優先原則のルールに基づき、売り注文と買い注文の条件を刷り合わせて次々に約定させていく方法。
三角保ち合い 三角保ち合いとは、
株価がほぼ横ばいを続けながら、上下幅が徐々に狭まって行き、三角形になるチャートパターンのことをいう。経験則的に保ち合いを放れた方向に株価は動きやすい。
30分ブレイクアウト 30分ブレイクアウトとは、
主に225先物のデイトレーダーが使う手法で、寄り付きから30分間の高値と安値にラインを引き、ブレイクした方にポジションをとる手法。この手法は、個別銘柄でも使うことができる。
35歳ルール 35歳ルールとは、
難解なデリバティブ理論を理解するに、35歳以上の頭では無理ということを意味する指針。最近では30歳とも言われる。
残存期間 残存期間とは、
起算日から満期償還される日までの期間のことをいう。普通は、年数単位で表されるため、残存年数とも呼ばれる。
残高引受 残高引受とは、
有価証券の募集や売り出しを行った後、売れ残った証券を引受会社が引き取る引受方法のことをいう。
三本足 三本足とは、
チャートで、3つの足を1つのパターンとして相場の解析を行う手法のことをいう。三本足としては、三川宵の明星、三川明けの明星、両はらみ、両つつみなど、いろいろなものがある。